=落ちこぼれ証券マンが奮起=

 
唱題で人生は開ける!!
 
 
薦める銘柄はすべて暴落!という落ちこぼれ証券マンだったTさん。
振るわない成績、上司との悪い折り合い、厳しいノルマ、意欲なく遅刻は年間50回。
「もう辞めよう」と男子部の先輩に打ちあけたとき・・・
『どうせ辞めるんなら、もう一度、信心根本にやり直してからでも遅くないんじゃないか』
 
就職後、学会活動家ら遠ざかり、勤行もしなかった。
先輩の激励に触れ、活動に励んでいた頃の熱い思いが蘇った。
「2001年までの夢―――世界広布の先駆として戦う」。
 
その日から、毎朝30分早く起きて唱題に挑戦。
真剣な祈りで智慧がわく。
半年後、面白いように成績が上がる。
学会活動も真剣に励んで2世帯の折伏を実らせ、気がつくとその年の営業成績が全国でトップに!
しかも上司が本社の人事部に栄転し・・・
『お前はよく頑張っているから、どこでも好きなところに転勤させてやるよ』と!
翌88年、香港支店に転勤、夢が実現!
 
香港では所属していた組織の男子部を10人。
香港広布を誓って、新来の友を100人集めた。
 
5年の香港赴任から台湾へ。
その頃から自身の致命的な欠陥・・・
成績は良いがどんなに研究を重ねても薦めた株は必ず下がった。
その頃、Tさんの目標は35歳までに【天職】、【証券会社以外の仕事】を見つける事。
 
バブルが破綻し証券業界に嵐が吹く中、限界を感じ、一大決意で唱題に挑戦。
100日を越えたとき、一冊の本と出合った・・・世界的に有名な投資家の著書。
その中で、数字ばかりを追うのではなく、物質の本質を見極めることの重要性を痛感。
仏法の観点に通じているように思えた。
その後は薦めた銘柄が、13年間の努力が開花し次々と上がった。
 
一方、最悪となった証券業界に吹く倒産、リストラの嵐。
会社は減俸か早期退職を迫ったが、これが転機となり、すぐ他社からの誘いがあり転職。
その会社はTさんを高く評価し、通常専門的な育成コースを経て
20代から10年の経験によってやっとなれる職種の【アナリスト】に推薦してくれた。
 
すでに40代のTさん、しかも営業畑一筋・・・異例の転身。
これまでTさんは経営状態を数字で分析するのはもちろん、
経営者と直接会って理念や本質を見極めている。
だからこそ誰も注目しない埋もれた会社を見つけてきた。
長い目で見れば多くの人が不本意な結果に終る株投資ゆえに、
投資価値を正しく見分けるのがアナリストの使命――とTさんは決意している。
 
その結果、日本で最も権威ある「日本金融新聞」の中小型株アナリスト・ランキングでは、
2005年から2年連続1位に!
「週間エコノミスト」では2004から3年連続1位を堅持!
 
学会活動にも真剣。
今年5月に奥さんとともに弘教を実らせた。
 
どん底からはい上がった時に誓った『朝の唱題』は今も欠かさない。
何十年間も休まず続けている。
 
「唱題は夢を広げる。人生を開きます」
 
その言葉にはすべての苦境を唱題で乗り越え、自分の夢を一歩ずつ叶えてきた確信に溢れている。
 
聖教新聞 2006.12.4〜