女性に贈ることば 365日

 
一月二十日
兄弟のなかでも病弱だった私は、兄たちよりも母に心配をかけた。
戦後、私が夜学に通っていた頃、どんなに遅く帰っても、母は必ず待っていてくれた。
うどんを温めては、「たいへんだったね。たいへんだったね」というひと言に、
無限の母の慈愛を身に感じたものである。(29ページ)
 
〜同志シンさんより〜