池田先生:強靭な一念に生命の最高峰がある
【 一念 】
いかに全てが整っていても、「心」が惰弱であり、
意気地がなければ偉大な仕事は成しえない。
いわんや絶対の幸福境涯の確立などできるはずもない。
苦難の時こそ、どれだけ強靭な「一念」「一心」を発揮して
仏道修行を貫き通すか。信心の要諦はここにある。
皆さま方は大聖人門下として、
妙法流布に生きゆく使命を自ら願ってきた広布の指導者である。
広宣の途上に起こりくる難や、
「煩(わずら)わしさ」を決して避けてはならない。
それらと戦っていくところに仏道修行があり、宿命転換の道がある。
そして、一つまた一つと苦難の坂を勇んで越えていってこそ、
広布の前途は洋々と開ける。
反対に、要領のよい、口先ばかりの人は、結局、自分が苦しむことになる。
いずれにしても、決定(けつじょう)した一念の人は、
「魔」の働きが強く起これば起こるほど、広布への戦いの勢いをいや増し、
生命力も強く“元気”になる。
これこそ、信心の痛快な「醍醐味」であり、
その強靭な一念に生命の最高峰がある。
(1988-07-26 第7回本部幹部会)