池田先生 関西池田記念会館開館式にメッセージ

 
待ちに待った、わが大関西の記念会館のオープン、誠に誠に、おめでとうございます。
ちょうど50年前、皆が歩くと軍艦のように揺れる、あの古い古い、
小さな小さな旧・関西本部で、私は、愛する関西の同志と朗らかに語り合いました。
「いつの日か、仰ぎ見るような関西の大殿堂を作ろうよ。
 そこに、日本中から、いな全世界から、大指導者たちが勇んで集う時代が、必ず来るよ」と。
今、本当に、その通りになりました。これが、妙法の不可思議なる功徳です。
わが関西のけなげな友は、雨の日も、風の日も、猛暑の夏も、厳寒の冬も、
大聖人のご遺命である広宣流布のために、一軒、また一軒、足を運びながら、
私と共に三類の強敵と戦い、すべてを勝ち越えてくださいました。
この会館は、大関西の不二の同志の偉大なる信心の勝利の城なのであります。
御聖訓には、苦難のなか、師弟不二の信仰を貫き通した門下を讃えられて、
「陰徳あれば陽報がある。
 この功徳は、まだ始まりであって、大果報はまたのちに来ると思っていきなさい」
と仰せであります。
この会館の落慶は、いじらしき関西創価家族が、いやまして大福運に包まれ、
21世紀の常勝の大行進を一段と胸を張って進めゆく瑞相なのであります。
思えば1993年、牧口先生の50回忌の秋、東京の八王子に牧口記念会館が完成し、
広宣流布の闘士」が集いゆく殿堂として、創価ルネサンスの電源地となってきました。
そして、大阪の戦いから50周年の今、誕生した、この記念会館こそ、
新しい創価学会の大建設の電源地なりと、私は申し上げたい。
この会館は、関西の私の「学会精神の真髄」を万代へ伝えゆく大殿堂です。
関西と私の「師弟不二の魂」を全世界へ示し切っていく大城なのであります。
ともあれ、わが大関西の同志が、この新会館を中心として、異体同心の団結で、
いまだかつてない常勝の力を、いよいよ悠然と発揮されゆくことが、
創立80周年へ、世界の創価学会を牽引しゆく最大最強の原動力であります。
私も妻も、池田家は全員で、この会館に来られるすべての方々が、
そして、この会館に連なる関西7府県、全ブロックの同志が、諸天善神に厳然と護られ、
ご健康でご長寿で、所願満足の大道を歩みゆかれることを祈り続けてまいります。
新しい会館にお邪魔する日を、何よりも楽しみにしつつ。 合掌
 
2006年11月17日 
 
聖教新聞2006.11.24〜